授業科目名
  構造・機械材料
   Structural Materials
時間割番号
7465
担当教員名
  渡邉 義見 他
実務経験
反映科目
O
学科・年次
  工学部 物理工学科
  工学部 創造工学教育課程
  3年次
科目区分
  専門教育科目
単位数
2
時間割
  後期 火曜5-6限
授業形態
講義
授業実施方法
  ☑ 対面【一部遠隔の場合あり】
  ☐ 全て遠隔【全授業(テストを除く)をオンデマンドで実施(全オンデマンド型)】
  ☐ 全て遠隔【同時双方向で実施】
  ☐ 全て遠隔【オンデマンド及び同時双方向で実施】
  ☐ 1/2遠隔【全授業のうち、1/2以上を遠隔(オンデマンド又は同時双方向)】

・「全て遠隔」又は「1/2遠隔」に✓のある科目は、遠隔授業の上限単位数60単位に算定されます。
・大学院には遠隔授業における上限単位数はありません。
ディプロマ・ポリシーとの対応
☐ 1. 人間,文化,社会を理解し,それらを技術的観点から考察する能力と技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感,高い倫理観
☐ 2. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養
☐ 3. 国内外の人々と対話できるコミュニケーション力と論理的思考力
☑ 4. (高度工学教育課程のみ)基幹となる専門分野の基盤的な知識・技術とこれによって課題を解決する能力,新たな知識・技術を習得する能力
☑ 4. (創造工学教育課程のみ)基幹となる専門分野の基礎知識と他の分野の知識・技術を関連づけ多面的に見ることで新たな価値を創出する能力
授業の目的・達成目標
材料の知識があって初めて,新しい機能・特性を有する機械部品の設計や製造,さらにはその利用が可能となる.このように,材料学は,機械工学の最も重要な基礎の一つであるといえる.
 
材料の性質は材料の成分と材料組織によって決まり,材料組織は材料の成分と製造プロセスによって決まる.すなわち
材料の性質=(材料の成分)×(材料の組織)
材料の組織=(材料の成分)×(製造プロセス)
と表すことができる.本講義では,材料の組織と機械的性質に重心をおき,機械材料の基礎を学んでいく.そのため,材料科学の知識をもとに,材料強度および機能材料について学ぶ.特に材料強度を考える上で重要な格子欠陥と転位については,講義の前半で詳しく勉強する.
 
授業計画

第1日目 材料工学と材料力学
0. 材料工学と材料力学
1.機械材料とその製造プロセス
1.1 機械材料とは
1.2 加工熱処理による合金薄板の製造プロセス
1.3 加工熱処理による合金管の製造プロセス
1.4 鋳造による部品の製造プロセス
1.5 鍛造法による部品の製造プロセス
1.6 機械材料を学ぶにあたって(構造・機械材料とSDGs)

第2日目 塑性変形と転位 その2  交差すべり,転位密度,バーガース・ベクトル ,部分転位

7.金属の塑性変形と転位
 7.7 交差すべり
 7.8 転位密度
 7.9 バーガース・ベクトル
 7.10 転位の周りの応力場
 7.11 転位に働く力
 7.12 転位の自己エネルギー
 7.13 すべり運動
 7.14 部分転位とその性質

第3日目 転位の基本的性質
7.金属の塑性変形と転位
 7.3 単結晶金属におけるすべりの幾何学
   7.3.2 単結晶の応力 - ひずみ曲線
 7.15 ローマーの不動転位,ローマー・コットレルの不動転位
 7.16 非保存運動=上昇運動
 7.17 転位間にはたらく力
 7.18 転位の増殖
 7.19 転位の交切とジョグの形成
 7.20 転位と溶質原子の相互作用
 7.21 加工硬化と加工軟化

第4日目 材料の強度と強化法 その1
8.材料の強化方法
 8.1 加工硬化と回復・再結晶
 8.2 結晶粒の微細化
 8.3 固溶強化

第5日目 材料の強度と強化法 その2
8.材料の強度と強化方法
8.4 析出強化
8.4.1 析出現象
8.4.2 オストワルド成長
8.4.3 析出物と転位との相互作用 (転位が粒子を切る場合)
8.4.4 析出物と転位との相互作用 (転位が粒子を切らない場合)

第6日目 材料の強度と強化法 その3
  8.5  複合強化
 10.8  複合材料
  10.1.1 鉄 - 炭素状態図(復習)
  10.1.2 鋼の冷却(徐冷)に伴う組織変化(復習)
  10.1.3 マルテンサイト変態
  10.1.5 恒温変態曲線と連続冷却

第7日目 材料評価法

9. 材料評価法
 9.1 引張試験・圧縮試験
 9.2 硬さ試験
 9.3 疲労試験
 9.4 クリープ
 9.5 衝撃試験
 9.6 摩耗試験

第8日目 材料各論 鉄鋼材料 その1
10. 材料各論
   鉄鋼材料の熱処理
  10.1.4  焼き戻しマルテンサイト
  CCT線図およびTTT線図
  炭素鋼の機械的性質

第9日目 材料各論 鉄鋼材料 その2
10. 材料各論
   [1] 
合金元素添加による鉄鋼材料のデザイン
   10.1.6  鋼の分類
     オーステナイト生成元素
                  フェライト生成元素
                  ジョミニー式一端焼入れ試験
   [2] 実用鉄鋼材料の分類
     10.1.6  鋼の分類
     10.1.7  ステンレス鋼
          10.1.8 耐熱鋼
   [3] 鋳鉄

第10日目 材料各論 鉄鋼材料 その3
   [1] 鉄鋼材料におけるJIS
   [2] 鋼の表面処理および鋼の磁性(電磁鋼板)
           10.1.9 鋼の表面処理
           10.1.10 鋼の磁性

第11日目 材料各論 アルミニウムおよびアルミニウム合金 その1
10. 材料各論
 10.2 アルミニウムおよびアルミニウム合金

第12日目 材料各論 アルミニウムおよびアルミニウム合金 その2
10. 材料各論
 10.2 アルミニウムおよびアルミニウム合金

第13日目 材料各論 銅および銅合金
10. 材料各論
 10.3 銅および銅合金

第14日目 材料各論 チタンおよびチタン合金,マグネシウムおよびマグネシウム合金
10. 材料各論
 10.4 チタンおよびチタン合金
 10.5 マグネシウムおよびマグネシウム合金

第15日目 材料各論 その5
10. 材料各論
10.4.4 形状記憶合金
10.4.5 生体材料
10.6 アモルファスおよび準結晶
10.7 金属間化合物 

第16日目 試験

成績評価の方法

期末試験の点数により成績評価を行う.

毎回の課題に関する提出方法,評価方法は,未定です.

 

成績評価の基準
秀  達成目標を超えた成果を上げている 100点~90点
優  達成目標に十分達している     89点~80点
良  達成目標に達している       79点~70点
可  達成目標に概ね達している     69点~60点
不可 達成目標に達していない      59点以下
事前・事後学修等の指示及び履修にあたっての注意事項
事前学修:事前学修に必要な事項や資料をMoodleにアップします.講義前に,必ず予習しておいて下さい.復習事項もあるため.個人個人によっては,既に習得していて不必要な項目も有るでしょう.その場合は,目を通すだけに留めてもかまいません(60分).
 
事後学修:Moodle に講義で使用した資料をまとめ,アップします.また,講義内容に関連したビデオを掲示することもありますので,参考に事後学修を進めて下さい.掲げた資料を元に,各自の授業ノートを完成させてることをお勧めします。各回ごとに課題を出す予定ですので,問題を解くことにより,理解を深めて下さい(120分).
 
 
期末試験に向けては、一回の講義当たり60分の事後学修を行ってください。
   

後半では物理工学科との合併講義になります.

物理工学科では,ミラー指数と転位論とを既に学んでいますので,これらを補う目的で,3回分はオンディマンド講義となります.

講義開始当初は集中的に学んで頂くことになります.ご理解下さい.

 

理解を深めるため,たとえ話や漫画を利用するが,それを受け入れられない学生さんは,受講しない方が良いと思います.

講義ビデオは,毎回,およそ40分前後となります.

一方的に聞き流すのでは無く,重要なところや,ノートに書き写すときには,ビデオを止めながら受講してください.

そうすると,一回あたり,90分位の時間を要し,講義90分に相当します.

 

教科書