授業科目名
  ベクトル解析
   Vector Analysis
時間割番号
1561
担当教員名
  三好 実人
実務経験
反映科目
O
学科・年次
  工学部 電気・機械工学科
  工学部 創造工学教育課程
  2年次
科目区分
  専門教育科目
単位数
2
時間割
  前期 水曜3-4限
授業形態
講義
授業実施方法
  ☑ 対面【一部遠隔の場合あり】
  ☐ 全て遠隔【全授業(テストを除く)をオンデマンドで実施(全オンデマンド型)】
  ☐ 全て遠隔【同時双方向で実施】
  ☐ 全て遠隔【オンデマンド及び同時双方向で実施】
  ☐ 1/2遠隔【全授業のうち、1/2以上を遠隔(オンデマンド又は同時双方向)】

・「全て遠隔」又は「1/2遠隔」に✓のある科目は、遠隔授業の上限単位数60単位に算定されます。
・大学院には遠隔授業における上限単位数はありません。
ディプロマ・ポリシーとの対応
☐ 1. 人間,文化,社会を理解し,それらを技術的観点から考察する能力と技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感,高い倫理観
☑ 2. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養
☐ 3. 国内外の人々と対話できるコミュニケーション力と論理的思考力
☑ 4. (高度工学教育課程のみ)基幹となる専門分野の基盤的な知識・技術とこれによって課題を解決する能力,新たな知識・技術を習得する能力
☐ 4. (創造工学教育課程のみ)基幹となる専門分野の基礎知識と他の分野の知識・技術を関連づけ多面的に見ることで新たな価値を創出する能力
授業の目的・達成目標

【目的】

工学の基礎として「微分積分Ⅱ」の内容を発展させた話題を学ぶ。工学で取り扱う量は位置,時刻などの関数として表すことができる。この講義では,位置の関数として記述できる物理量の解析的取り扱いについて学ぶ。 位置の表現(座標の値)は座標軸のとり方によって異なるので,物理量である関数の値も座標軸のとり方によって異なる表現で表されるようになる。このとき,どのような変換規則に従うかによって物理量はスカラー量,ベクトル量,テンソル量に分類される。これらの量の区別を理解することが出発点である。 電気磁気学で現れる代表的な量である電荷密度などはスカラー量であり,電界や磁界などはベクトル量であるから,本講義では関数の値がスカラーとなるもの,ベクトルとなるものについて,その位置による微分・積分の物理的意味を理解し,簡単な微分・積分を実際に計算してみることにより,複雑な現実の問題に応用できる基礎を身につけることを目的とする。

【達成目標】

    1. 物理量の定義を聞けば,スカラー量,ベクトル量,テンソル量の区別ができる。
    2. 任意の基底ベクトルを用いて表現されたベクトルのスカラー積,ベクトル積が計算できる。
    3. 空間曲線の接線ベクトル,主(従)法線ベクトル,曲率,捩率などが計算できる。
    4. ベクトル方程式で表された曲面の接平面を求めることができる。
    5. デカルト座標での勾配,発散,回転が計算できる。
    6. デカルト座標での線積分,面積分,体積分が計算できる。
    7. 極座標での面積素を理解し,立体角の計算などに利用できる。
    8. ガウスの発散定理やストークスの定理を使って体積分,面積分,線積分などの変換ができる。
    9. スカラーポテンシャル・ベクトルポテンシャルからベクトル場が計算できる。
    10. 直交曲線座標における線素,面積素,体積素を書き表すことができ,教科書を参考にしながら勾配,発散,回転を書き表すことができる。

【関連科目】 学んだ内容を用いる科目: 微分積分Ⅱ
                   理解の助けになる科目: 電気磁気学Ⅱ

授業計画
① スカラー量とベクトル量,スカラー積とベクトル積
② 三重積,ベクトルのモーメントと面積ベクトル
③ 1変数ベクトル関数の微分と積分
④ 空間曲線,2変数ベクトル関数
⑤ スカラー場とベクトル場,スカラー場の微分と勾配
⑥ ベクトル場の発散と回転
⑦ これまでの授業のまとめと試験
⑧ 試験の解説、線積分
⑨ 面積分
⑩⑪⑫ 積分定理,層状ベクトル場と管状ベクトル場
⑬ 直交曲線座標
⑭ 種々の計算の実例
⑮ これまでの授業のまとめと試験
 
 
日本ガイシ株式会社,信越半導体株式会社に在籍した経験を持つ教員が,電気電子工学分野における経験を踏まえて講義を行う。
成績評価の方法
下記実施事項にて合否判定ならびに成績評価を行う;
① 2回のレポート: Moodle上で配布・回収します(開講期間中は随時提出可能)
② 中間試験
③ 期末試験 

再試験は実施しません。

成績評価の基準
秀  達成目標を超えた成果を上げている 100点~90点
優  達成目標に十分達している     89点~80点
良  達成目標に達している       79点~70点
可  達成目標に概ね達している     69点~60点
不可 達成目標に達していない      59点以下

ただし、

  • 中間試験得点×0.5+期末試験得点×0.5を総合得点とする。
  • 2回分のレポートが未提出の者は試験の得点に関わらず不合格とする(白紙提出は未提出とみなす)
事前・事後学修等の指示及び履修にあたっての注意事項

事前学修:テキスト予習 (120 分)
事後学修:授業の復習、および講義内で指示した練習問題に取り組むこと。レポートに回答し提出すること(120分)

履修にあたっての注意事項 : 本講義は、「電気・機械工学科(電気電子分野)」または「創造工学教育課程(電気電子分野)」所属の学生に対し、優先して履修を許可する。履修希望者が多すぎる場合、それ以外の学生に対し履修を認めない場合がある。

教科書