授業科目名
  耐震・防災学
   Seismic Design and Disaster Prevention
時間割番号
7653
担当教員名
  楠原 文雄 他
実務経験
反映科目
O
学科・年次
  工学部 社会工学科
  工学部 創造工学教育課程
  3年次
科目区分
  専門教育科目
単位数
2
時間割
  後期 月曜3-4限
授業形態
講義
授業実施方法
  ☑ 対面【一部遠隔の場合あり】
  ☐ 全て遠隔【全授業(テストを除く)をオンデマンドで実施(全オンデマンド型)】
  ☐ 全て遠隔【同時双方向で実施】
  ☐ 全て遠隔【オンデマンド及び同時双方向で実施】
  ☐ 1/2遠隔【全授業のうち、1/2以上を遠隔(オンデマンド又は同時双方向)】

・「全て遠隔」又は「1/2遠隔」に✓のある科目は、遠隔授業の上限単位数60単位に算定されます。
・大学院には遠隔授業における上限単位数はありません。
ディプロマ・ポリシーとの対応
☐ 1. 人間,文化,社会を理解し,それらを技術的観点から考察する能力と技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感,高い倫理観
☐ 2. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養
☐ 3. 国内外の人々と対話できるコミュニケーション力と論理的思考力
☑ 4. (高度工学教育課程のみ)基幹となる専門分野の基盤的な知識・技術とこれによって課題を解決する能力,新たな知識・技術を習得する能力
☑ 4. (創造工学教育課程のみ)基幹となる専門分野の基礎知識と他の分野の知識・技術を関連づけ多面的に見ることで新たな価値を創出する能力
授業の目的・達成目標

授業の目的:

日本は多くの自然災害を経験し,大きな被害を受けてきた。被害を経験するたびに,災害の軽減を目的として法などの整備・改定が進められ,強靭なまちづくりが進められてきている。本講義では,自然外力に対する建物の安全性確保の考え方について理解を深めることを目的とする。

日本は地震国であり,過去には甚大な地震被害を多く経験し,多くの建物が倒壊してきた。前半では,地震に対する建物の安全性確保のための考え方について理解を深める。
過去の地震災害で得られた教訓や社会情勢と耐震規定の変遷を概観することにより,現行規定の成り立ちと背景になる理論ついて理解する。また,現行の耐震規定による各種計算法についてその概要を理解する。また,演習課題を通じて耐震設計の手順について理解を深める。

台風や大雨による自然災害も大きな被害をもたらしているため,後半では、水による災害について概観し,経験と対策の歴史の理解を深める。地震によって発生する津波によって,街は大きな被害を受けたが,建物が津波避難の場所として機能した事例も2011年の東北太平洋沖地震では報告されている。そのような津波避難ビルの設計の考え方の概要を理解する。前半同様に,演習課題を通じて設計の手順について理解を深める。

なお,講義においては,担当教員の構造設計実務の経験に基づき,耐震設計法の理論的背景に加えて設計実務における耐震設計の実際についても解説を行う。

達成目標:

現行の耐震規定の成り立ちと理論的背景について理解する。また、津波に対する建物設計の概念について理解する。

授業計画
  1. 地震被害の事例
  2. 地震被害の歴史と耐震規定の変遷
  3. 耐震設計の考え方
  4. 地震荷重
  5. 構造物の応力計算
  6. 許容応力度等計算
  7. 保有水平耐力計算
  8. 限界耐力計算の理論的背景
  9. 限界耐力計算による設計
  10. 基礎構造の耐震設計
  11. 日本での自然災害
  12. 災害対策
  13. 防災と減災
  14. 津波荷重
  15. 津波避難ビルの考え方

レポート課題(演習)

  • 第1課題:地震荷重の算定
  • 第2課題:D値法を用いた骨組の応力計算
  • 第3課題:節点振分法および仮想仕事法による骨組の終局耐力計算
  • 第4課題:津波荷重の算定、津波避難ビルの選定

 

成績評価の方法

レポート課題(演習)(50%)および期末レポート(50%)による

 

 

成績評価の基準
秀  達成目標を超えた成果を上げている 100点~90点
優  達成目標に十分達している     89点~80点
良  達成目標に達している       79点~70点
可  達成目標に概ね達している     69点~60点
不可 達成目標に達していない      59点以下
事前・事後学修等の指示及び履修にあたっての注意事項

「荷重・振動学」を履修していることが望ましい。

自宅学習の目安: 復習および演習課題へのとりくみ 240分

教科書
参考書