授業の目的：　ベクトル・行列・行列式について学び、特にこれらの計算法を習得すること。 線形代数は自然科学・工学を記述する言語として不可欠であるが、ベクトル・行列・行列式は線形代数における基礎的概念である。

達成目標：　ベクトル・行列・行列式についての基本的な計算に習熟し、その背景にある理論の裏付けを理解し、線形代数 II をはじめとする数学全般への基礎を固める。

①～③　数ベクトル：数ベクトル、直線と平面
［達成目標１：数ベクトルの基本概念を理解し、空間における直線・平面を扱えるようになること］

④～⑨　行列：行列とベクトル、行列の積、基本変形、行列の階数、連立１次方程式、正則行列、逆行列
［達成目標２：行列の計算法と連立１次方程式の解法を習得すること］

中間評価（適宜、適切な時期に行う）

⑩～⑭　行列式：行列式とその基本性質、行列式の展開、行列式の計算、積の行列式、図形と行列式
［達成目標３：行列式に関する基本概念を理解し、その計算法を習得すること］

⑮　期末試験
⑯　試験の解説

なお、本計画は１年次共通計画であるが、実施に際しては理解度等に応じて、順序を含めて若干の差異がありえる。

習熟度チェックおよび期末試験の成績による。詳細は初回の授業のときに説明する。

上記の成績が6割以上を合格とする。

学生生活案内に記されているように、授業時間以外に６０時間以上の学習が必要である。事前・事後学習として授業内容を復習し、教科書等の該当する問題を解くこと。

「微分積分Ⅰ及び演習」の担当教員が対応する。